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きょう‐ふ【恐怖】
〘名〙スルおそれること。こわいと思うこと。また、その気持ち。「—にかられる」「人心を—せしめる事件」「—心」
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恐怖(きょうふ)は現実もしくは想像上の危険、喜ばしくないリスクに対する強い生物学的な感覚。
ジョン・ワトソンやパウル・エクマンなどの心理学者は恐怖をほかの基礎的な感情である喜び、怒りとともに、これらをすべての人間に内在する感情だと主張している。恐怖は防御的、生存的な本能的感情で、多くの生命体で発達していったと思われる。通常、恐怖は特定の刺激に対する反応である。例えば、蜘蛛を見た人はそれに対して恐怖を感じるかもしれない。恐怖はまた、安全への退避の動機を起こす役目を果たしている。
人間が恐怖状態に陥ると、脚などの筋肉に血液が集中され、これにより人間はより素早く行動することが可能となる。また、身体は瞬時の凝固を起こし、これはより優れる反応(例:隠れる)の有無を大脳に判断させる させるためである。大脳では、ホルモンが分泌され、これにより脅威に対する集中が高まり、最も正確な反応を分析する。